学科長挨拶

情報コミュニケーション学科
学科長 來村 徳信

 現代の我々の社会と生活ではインターネットやスマートフォンに代表される情報技術がなくてはならない重要性を担っています.そこでは,純粋にコンピュータで情報を処理するという意味での「情報技術(Information Technology; IT)」に加えて,「情報を伝える(コミュニケーション)」ことの重要性を加味した「情報通信技術(Information and Communication Technology; ICT)」が中核となっています.

 本学科が掲げる「情報コミュニケーション」とは,コンピュータ・情報端末・センサーなどの「情報システム同士」のコミュニケーションに加えて,「人間とシステムを結ぶ」ための「システムと人間の間」のコミュニケーション,さらには「システムを介して人間と人間を結ぶ」ための「システムを介した人間同士」のコミュニケーションまでを含む非常に多様で幅広いものを指しています.具体的には,インターネットやワイヤレスなどの情報ネットワーク技術を基盤として,モバイルコンピューティング,知能ロボット,マルチエージェント,知的インタラクション,ソーシャルウェア,ビックデータ,情報推薦,知識共有,Webアプリケーションなどの幅広い情報ネットワーク・コミュニケーション技術が含まれます.

 本情報コミュニケーション学科はこのような複合的な領域を包含し専門的な研究・開発を遂行する特徴のある研究室で構成されています.さらに大学での最先端な研究・教育に豊富な経験を持つ教員から,企業で研究やビジネスに従事して幅広い知識と経験を有する教員まで,バラエティにとんだ教員構成によって,多様な学生のニーズに応え,「潜在能力に富んだ個々の学生の個性と能力」を最大限に引き出す指導を可能としています.さらに「ものづくり」を通して体験的にハードウェア,ソフトウェアの技術を身につけるカリキュラムにより基礎的能力の育成からから応用・実践までを総合的に学習することで,科学的真実を探求できる論理的思考能力と,新たな技術・システムを実現できる技術的能力とを着実に身につけられるカリキュラムを実現していることも特徴の一つです.

 本学科では,情報コミュニケーションの先駆的分野における最先端の研究を行い,安全で豊かな情報化社会の実現に貢献することを目指すと共に,情報コミュニケーション技術を深く理解し,自由に使いこなし,新たな技術の開拓に果敢にチャレンジする有為な人材を育成することに全力をあげています.産業界の皆様には,ぜひ先進的研究の共同的推進に参画して頂くことで,実社会における応用にご貢献を頂きたく思います.学生の皆さんには,幅広く充実した研究・学修環境のもとで,ともに未来の情報通信技術について議論することで,ぜひ大きく成長し活躍いただくことを心より期待しています.

2016年4月