行事・アナウンス
情報理工学部 IT企業リーダーによるリレー講座 第1回『IT企業における人材育成』
人材育成制度について語る内海房子氏
4月22日(金)、びわこ・くさつキャンパス コラーニングハウスⅡにて、情報理工学部が開講する「IT企業リーダーによるリレー講座」の第1回が行われた。
今回は、NECソフト株式会社の執行役員である内海房子氏に「IT企業における人材育成」という題で、NECソフトウェア株式会社の人事評価育成制度についてお話頂いた。
NECソフトは、システムインテグレーション、ソフトウェア開発などのソリューションを中心に事業を展開している。 NECソフトの人材開発方針として、「社員一人一人が市場価値の高いプロフェッショナルを目指す」ということを挙げられた。独自の人事制度である、矢車人事、マイコミットメントなどから、社内の人事制度の問題点についても語った。また体系的、効果的な人材育成の取り組みとして『ITSS』の導入について説明を行い、グローバルな競争力向上を目指すということを示した。
ITSSとは、経済産業省が策定したITスキルスタンダードの略で、IT業務に携わる際に必要な実務能力を体系化したものである。具体的には、11の職種を38の専門分野に分類し、7段階のレベルで実務能力を判断するものである。これにより社員一人一人が、業界標準を意識し、自らのキャリアアップに積極的に取り組んでいける環境を作り上げる。
最後に、今後IT業界を目指す学生に対して、「技術者一人一人の知恵とアイデアが源泉である」、「無から有を生み出すことができる」、「専門、年齢、性別、国籍を問わず活躍できる」などのたくさんの魅力があることを訴えていた。
次回は、5月13日(金)15:50にNTTドコモ関西MMビジネス開発部長 片山龍夫氏を招いて講演予定。