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情報理工学部 IT企業リーダーによるリレー講座 第4回「情報サービス・ソフトウェア産業維新」

情報サービス・ソフトウェア産業維新について語る有賀貞一氏

情報サービス・ソフトウェア産業維新について語る有賀貞一氏

 

 7月6日(金)、びわこ・くさつキャンパス コラーニングハウスⅡにおいて、情報理工学部が開講する「IT企業リーダ ーによるリレー講座」の第4回が行われた。

 今回は、CSKホールディングス株式会社の代表取締役である有賀貞一氏に構造変革を迫られる情報サービス産業と必要な高度人材育成について 講演していただいた。

 有賀貞一氏が委員を務めている産業構造審議会 情報経済文科会 情報サービス・ソフトウェア小委員会では 情報サービス・ソフトウェア産業をあるべき姿へ戻すため、情報サービス・ソフトウェア産業維新に取り組んでいる。 情報サービス・ソフトウェア産業はわが国の製造業を支える基盤産業であり、年間売上高は約14.5兆円、就業者数約60万人を誇る。 ただし、信頼性への懸念が増大していること、取引が不透明化していること、欧米系企業による寡占化・圧倒的輸入超過といったように課題も多い。 そこで

  1. 1.産業構造・市場取引の可視化
  2. 2.イノベーションの促進
  3. 3.高度人材の育成
といった取り組みを行い、「IT投資価値」に基づく取引の実現や協調(オープン化)と競争の調和によるたゆまぬ技術革新を行うような 情報サービス・ソフトウェア産業にするという取り組みが情報サービス・ソフトウェア産業維新である。

 今回はその中でも人材育成に焦点をおいて講演を行っていただいたということになる。

 今後必要とされる高度IT人材の諸類型としては

  1. 1.経営戦略系人材(=戦略を価値創造)
  2. 2.ソリューション系人材(=信頼性、生産性、顧客満足を価値創造)
  3. 3.クリエーション系人材(=イノベーションを価値創造)
が挙げられる。

 このような人材を育てるために、教育の面では標準的なITカリキュラム作成の支援、 アクレディテーションの面ではスキル標準による認定・認証、試験と育成の面では情報処理技術者試験の改革 といった具体的な仕組みが必要となると有賀氏は述べた。

 有賀氏は講演の最後に大学生に向けて、今後の学習を進めていくうえで基礎知識は重要となると語った。 基礎知識(原理)さえ理解したら、今後の技術発展についていけるからである。すなわち、本質がわかるため、応用が利く人材になることができるということである。 また、どうしたら自分に付加価値がつくのかを考えて学習することも重要であるとも語った。

 今年度の講演は今回の講演をもって終了しました。


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