行事・アナウンス

ICT企業リーダによるリレー講座 2008年度第2回開催

富士通研究所におけるソフトウェア研究を語る淺川和雄
富士通研究所におけるソフトウェア研究を語る淺川和雄氏

富士通研究所におけるソフトウェア研究を語る淺川和雄氏

 

 2008年11月18日(火)、びわこ・くさつキャンパス コラーニングハウスにおいて、情報コミュニケーション学科主催「ICT企業リーダによるリレー講座」の今年度2回目の講義が行われた。

今回は、株式会社富士通研究所のフェローでいらっしゃる淺川和雄氏に「富士通研究所のソフトウェア研究に関するアクティビティ」というテーマでご講義いただき、多くの学生が聴講に訪れた。

 まず初めにビデオを交えて富士通グループの紹介があり、富士通は誰もがやさしく自然に使えるインターフェースの開発をめざすとともに、これからますますのグローバル化を進めていくと述べられた。続いて、富士通研究所が取り組んでおられる最先端の技術を3つのテーマに分けて紹介された。

 1つめのテーマ「データマイニングからのリスクマネージメント」では、大量のデータを解析し、その中に潜む相関関係を洗い出すデータマイニングの技術をリスクマネージメントに役立てる研究を紹介してくださった。IT支援によりこれまでの安心・安全対策の「限界」を超えるという考えを示された。

 2つめのテーマ「ビジネスインテリジェンスへの応用」では、消費者のブログを解析することによりCMが消費者に与える印象を分析でき、消費者の反応を見てCMの種類を変えるなどより有益なCMを放送することができると説明された。

 3つめのテーマ「情報漏洩対策技術の開発」では、多発する情報漏洩をいかに防ぐかを説明された。セキュリティ対策を意識することなくすべての情報が確実に保護されるように研究が進められている。

 また、研究には前例のないことをするために失敗を恐れずに行動する積極性が必要だ、と就職活動を控えた学生にアドバイスをしてくださった。

 次回は、12月2日(火)14:10からグーグル株式会社、辻野晃一郎氏を招いて開催予定。

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