行事・アナウンス

ICT企業リーダによるリレー講座 2009年度第3回開催

野原氏講演風景

野原氏講演風景

 

 2009年12月1日(火)びわこ・くさつキャンパス コラーニングハウスⅠにおいて、情報コミュニケーション学科主催「ICT企業リーダによるリレー講座」の今年3度目の講義が行われた。

 今回は日本アイ・ビー・エム株式会社執行役員でいらっしゃる江口昌幸氏に「〜世界をより賢く〜 Smarter Planetが目指すもの」というテーマでご講義いただき、多くの学生が聴講に訪れた。

 まず情報技術の劇的な進化、新興国の急速な成長、IT活用目的の多様化により、世界はめまぐるしく変化していることを述べられた。この状況においての、日本IBMの3つの戦略について以下の3点をあげられた。

  1. オープンテクノロジーと高付加価値ソリューションへの注力
  2. お客様のイノベーション実現への貢献
  3. グローバルに統合された企業への進化

 次に日本IBMが目指す「Smarter Planet」の説明をされた。現在世の中で起きている、渋滞、在庫切れによる機会損失、水資源の枯渇、金融不安、飢餓などの数多くの非効率は、成熟した情報通信技術、具体的には機能化、相互接続、インテリジェント化を組み合わせることによりを活用することで解決できる、と述べられた。具体的な事例として、ストックホルム市の通行料課金によるスマートな交通、RFIDタグを使った個品管理によるスマートな小売・サービス、などの実現例をあげられた。

 最後に技術者に期待することとして、スキル、人間力、社会力の3点を挙げられた。中でもスキルについて『スキルは(知識+経験)×応用力』であり、応用力を身につけていくことが重要であるとの考えを示された

 最先端のIT技術と動向に触れることができ、聴講に訪れた学生にとって、有意義な時間になったことだろう。次回は、12月8日 (火) 14:40 から株式会社NTTデータの田邊仁一氏を招いて開催する予定。


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