行事・アナウンス
ICT企業リーダによるリレー講座 2011年度第1回開催
株式会社サイバーエージェント 執行役員 長瀬慶重氏
2011年11月15日(火)、びわこ・くさつキャンパス コラーニングハウスIにおいて、情報コミュニケーション学科主催「ICT企業リーダーによるリレー講座」の今年度最初の講義が行われた。
今回は株式会社サイバーエージェントの執行役員、長瀬慶重氏にご講義いただいた。
氏はサイバーエージェント社を例に挙げて、情報産業の中でも現在のモバイル端末、特にスマートフォンに関する事業がこれからのインターネット産業において重要な位置に来ていることを述べられた。インターネット産業は情報系の学生にとって興味深い題材ではあるが、実情に触れる機会は少ない。そんな学生たちに馴染み深い「Ameba」サービスの実利用者数やそのユーザの傾向、またサービスの展開・維持費用や収益をGDPの内訳なども交えて多方面から丁寧に解説をいただいた。
この話をふまえ、インターネット産業の分野ではどのような仕事をするのか、どのような能力が求められるのかを語られた。
「特に重要なのは『最速』と『最高』」と述べられ、インターネットビジネスにおいての成功例としてSNSプラットフォームのオープン化を最速で実現したfacebook、API公開で一気に世界規模のサービスに展開できたtwitter、国内最大のネットモール(BtoBtoC)であり店舗数が最高の楽天、会員を活かしたオークション(CtoC)でユーザー数が最高のYahooなど、多くの例をわかりやすく解説していただいた。
この他にもシステムエンジニアやプロジェクトリーダーなど具体的な職種とその内容、現場で扱われている言語など、学生たちにSEについて紹介したこの講演は学生たちに将来の明確なビジョンを描かせたに違いない。
最後に氏は自社の仕事の展開を例に挙げ、学生たちに意欲的に学習に取り組み、自信を持てることを一つ作り、主体的に新しい技術の開発が出来る人間になるようにとのアドバイスを頂いた。