行事・アナウンス

ICT企業リーダによるリレー講座 2011年度第3回開催

日本マイクロソフト(株)業務執行役員 最高技術責任者 加治佐俊一氏

日本マイクロソフト(株)業務執行役員 最高技術責任者 加治佐俊一氏

 

 2011年11月29日(火)、びわこ・くさつキャンパス コラーニングハウスIにおいて、情報コミュニケーション学科主催「ICT企業リーダによるリレー講座」の今年度第3回が行われた。

 今回は、マイクロソフト・ディベロップメント株式会社代表取締役社長 兼 日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 最高技術責任者(CTO)でいらっしゃる加治佐俊一氏からご講義いただいた。

 加治佐氏は、まずご自身の経歴をなぞりながら計算機の歴史について話をなされた。IT業界をリードする立場から「小さな企業からOSをメジャー化、ネットワークの普及」までの困難、企業の葛藤など、貴重な話をいただいた。

 氏はマイクロソフトの成功について「全ての机にコンピュータを」というマイクロソフト基本理念を挙げながら、より多くの計算機が扱えるシステムを追えていたことが結果的に成功につながったと仰られた。古くは計算機ごとの独自OSが闊歩する業界にWindowsとして統一プラットフォームを打ち出したというエピソード、パソコン通信からインターネットへの変遷期にオープンなネットワークサービスを支持するという判断が出来たというエピソードなど、氏の講義は正にIT業界の核を成すものだった。

 現在のマイクロソフトは他に漏れずクラウドコンピューティングに力を入れており、今後学生のために、とその説明をなされた。マイクロソフトは「Microsoft Azure(アジュール)」というPaaSを展開しており、東日本大震災時にTOYOTAと連携して震災後でもまだ救助などに使える道を調べられる便利なシステムを活用例として紹介なされた。

その他にも展開しているものとしてスマートフォン、キネクトなど様々な技術を紹介なされ、マイクロソフトは技術研究開発に力をいれている、と話された。

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