行事・アナウンス

ICT企業リーダによるリレー講座 2011年度第4回開催

NECビッグローブ(株) 代表取締役社長 古関義幸氏

NECビッグローブ(株) 代表取締役社長 古関義幸氏

 

 2011年12月6日(火)びわこ・くさつキャンパス コラーニングハウスIにおいて、情報コミュニケーション学科主催「ICT企業リーダによるリレー講座」の今年最後の講義が行われた。

 今回はNECビッグローブ株式会社 代表取締役でいらっしゃる古関義幸氏に「将来は自分で作るもの」というテーマでご講義いただいた。

 最初に古関氏は自社の業界について簡単な説明をなされた。NECビッグローブ社は元来NECで展開していたインターネット事業を独立させた会社であり、様々なインターネット関連事業を一手に請け負っている会社であると仰り、展開中の新たなサービスをいろいろと説明していただいた。

 現在ISPとしてはOCNに次いで2位のシェアを誇るbiglobeは、パソコン通信時代はPC-VANという名称でサービス開始、windows95の発売で爆発的にインターネット人口が増加しつつあった1996年に、biglobeとして初めてサービスを開始した。現在も積極的にサービス展開を進めており、講演日の前日には「biglobeメール」という新サービスも開始したとのことである。
氏は、会社が大きく成長をしたこと、そして自身が今の立場にいることについて「ハッピーエンドストーリーを思い描いてきたからである」と仰った。「ハッピーエンドストーリー」とは「ゴールを置いて、現状を見て、どういう解決があるか探る」、つまりゴール志向問題解決法であると述べられ、ご自身のスタンフォード大学への修士取得留学を例に交えながら学生の目線に立った分かりやすい説明を頂いた。

 ”The best way to predict the future is to invent it.(未来を予測する最良の方法は、未来を創りだすことだ)”というAlan Kay氏の言葉を引用し、これこそが成長の鍵であると述べられた。

 最後に、現在の世界情勢と経済構造では日本企業の利益が発生しない環境になりつつあることを学生も十分に意識し、”The best way to predict the future is to invent it.”の精神で夢を持って色々なことにチャレンジして欲しい、とのエールで講演を締められた。

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